ある小さな酒蔵の試飲会

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  江井が島「太陽酒造」を訪ねて
               平成25年3月16日(晴)  広報部 三宅勁風

「酒は飲むべし百薬の長」とは、好く言ったもの。酒と言えば「日本酒」。香り、味、喉越し、どれをとっても最高だ…。

 佐伯旗風さん(葵支部)のお誘いで、日本酒党の10人(旦岳壮先生、岩城岳叙先生ご夫妻、岩野蓉岳先生、佐伯旗風、稲森祥風、前田修風、大山渓風、細川青山、小生)が、明石の西の果てまで電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、江井が島の小さな酒蔵「太陽酒造」の試飲会に参加した。

 昔は、全国には4000を超える酒蔵が有ったが、今は1700蔵しか無いらしい。その中で、純米吟醸酒だけを造っているのは、太陽酒造など30蔵に過ぎないとの事である。この蔵も昔は年間800石を造っていたが、今はたったの100石(一升瓶で約1万本)。「全て手造りで、山田錦を使用し、添加物は一切無し。とことん味に拘っている。」との事である。

 試飲の前に、酒蔵を見学させてくれた。お茶席の「にじり口」を少し縦長にした程度の狭い入り口をくぐると、なんとまあ!薄暗い汚い部屋。洗米作業とその米を蒸す部屋らしい。ここで、オーナーの愚痴を聞かされる。小さな蔵で、あまりに味に拘る為に取引先からも嫌われ、全然儲けが出ないと。続いての部屋には大きな仕込み樽(タンク)が数台並び、その奥に搾りの酒槽が寂しく鎮座していた。どれもこれもが、灘で見慣れた酒蔵と余りにもかけ離れた規模だった。でも、だからこそ拘りの酒造りが出来るのでしょう。

見学がすんで、参加費2千円の試飲会。18°超の“吟醸酒”と“にごり酒”を夫々1合づつと、お刺身・ふろふき大根・漬け物・粕汁がついてきた。美味しい酒を楽しみ、わいわいがやがや、取りとめも無い話が弾む内に2時間程が経ってしまった。ご馳走様でした。満足です。