兵庫中央岳風会研修会

兵庫中央岳風会研修会 ルポ
                        令和元年11月17日


朝夕はめっきり涼しくなり、諸処から紅葉が見頃との便りが届く11月17日(日)、兵庫中央岳風会研修部主催の研修会が兵庫県中央労働センター2階大ホールにて開催された。
 昇段・昇伝の履修年限変更により、毎年8月に開催されていた奥伝審査資格者研修講座と昇段審査資格者講習会が廃止されたが、高段者のみならず会員各層から研修会開催の要望が多くよせられた為、今般全会員を対象としてこの研修会が企画開催されたもの。当日は新入会員から高段者まで189名(申込ベース)の受講者が本研修会に参加した。定刻の13時には会場はほぼ満席、西田岳凜副会長の開会の辞、渡辺岳蒔会長の挨拶に引き続いて研修講座が開始された。
 第1講座は吉田岳頌副会長・理事長を講師に「漢詩について」。中国漢詩の歴史や形式、日本における漢詩及び詩吟の略史に関する講義があり、「川中島を望む 菊池渓琴」を題材として吟詠実技の指導が行われた。
 続く第2講座は小野岳礼副会長が講師の「俳句について」。俳句の文芸としての成立史と季語や切字等の俳句特有のルールの解説の後、「降る雪や 草田男」、「野ざらしを 芭蕉」の実技指導。受講者全員の合吟の他、その場で指名された受講生2名が課題句の吟を披露して、会場から暖かい拍手を受ける場面もあった。
 最終講座は「和歌について」、講師は渡辺岳蒔会長が担当された。題材は万葉集より柿本人麻呂の「東(ひんがし)の」と「天離(あまざか)る」。作者や時代背景についての解説と2首の通釈紹介の後、岳風会正統吟法を踏まえた細やかな吟詠指導が行われた。
 3講座とも実技指導は講師に続いて全員での素読、講師の模範吟詠に続く受講者の合吟の形式で行われ、各講師の先生方は共通して詩趣を生かした「読み」の重要性を強調されていた。
 3時間余に亘る研修会も甲斐志岳研修部長の閉会の辞で終了し、講師の先生方や研修会役員の方々への感謝の大拍手の中散会した。
                                   (広報部)

 
    開会の辞 : 西田岳凛副会長              挨  拶  :  渡辺岳蒔会長

 
  第1講座 : 吉田岳頌副会長・理事長            第2講座 : 小野岳礼副会長


                 熱心に講義を聞き入る受講生の皆さん

 
     第3講座  :  渡辺岳蒔会長           閉会の辞  :  甲斐志岳研修部長