平成29年度地区吟道講座(近畿地区・大阪会場)


平成29年度地区吟道講座(近畿地区・大阪会場) ルポ
                          
                      平成30年1月13日

 平成29年度「地区吟道講座(近畿地区・大阪会場)」が公益社団法人日本詩吟学院主催により、1月13日(土)大阪国際交流センターにおいて開催された。参加者は近畿地区認可各団体より830名。
 
開講式
開講式は物故者へ黙祷、修礼、国歌斉唱、朗詠合吟、主催者挨拶、本日の講師紹介、地区役員紹介と進められた。







第一講は絶句
講師は兵庫東播岳風会副会長
                渡辺岳耀先生

題材は『乱を避け舟を江州の湖上に泛かぶ』                   足利義昭
 課題詩の内容と作者についての解説があり、先生の模範吟を先ずお聞きし、全員で素読。素読を繰り返すことにより詩を理解し、吟に表現する。一句一句かみしめて。気持ちを込めて。
 続いて一節ずつ注意点を含め、吟じ方を具体的に指導された。「を」の発声。「間」の取り方。言葉は短く味を入れてはっきりと。「ゆり」をのばし過ぎないでテンポよく。
 最後に、吟道奥義抄より吟詠の修得に当たっての六項目の内容についての紹介説明があり講義は終了となった。

第二講は和歌
講師は浪速岳風会会長 須江岳悦先生
題材は、『夏の歌の中に』京極為兼
 1月12日に行われた宮中の歌会始の話題より講義は始まった。ここでもまず素読。歌の内容背景の説明があり、これを理解して再度素読。
 吟詠は単調にならないように、緩急、リズムを変えて。「あさひのかげの」は「あさひの かげの」ではなく「あさひのかげ の」。等々。
 藤原定家の曾孫に当たる作者の紹介。また百人一首誕生に関わる話の紹介があり、全員起立して、男性と女性それぞれの本数で合吟して終了した。

第三講は律詩
講師は日本詩吟学院理事 野村岳駿先生
題材は、『旅夜懐いを書す』杜甫
 素読で、「へいや」の「い」の発声が「へえや」になりがち。しっかりと「い」と発声すること。「なはあに」は「なは あに」と明確に。
 吟詠は単調で無くメリハリを付けて。また間延びしないようにし、その分を余韻に。等、一言毎の指導がなされた。
 吟題より通しての合吟で繰り返し練習。詩の背景をイメージしながらの吟詠を。言葉は短く、余韻は長く。あまり伸ばさず押して止める。

第四講は紀行文
講師は日本詩吟学院常務理事
                  郡山岳昌先生

題材は、『奥の細道より「白河の関」』
                     松尾芭蕉

 「奥の細道」の序文と李白の詩「春夜桃李園に宴するの序」との紹介を挟み、課題詩と作者の説明より講義は開始された。
 耳の訓練と思って、先生の言ったことを聞いたまま声に出すこと。アクセントに気を付けて。「を」は最初「う」の口の形から「お」と発声すること。「衣装を」は、はっきり丁寧に。口の開閉、母音をはっきりと。「重なるままに」はゆっくりと早くの長短のリズム、一本調子にならないように。早く読むところと「間」を大切に。

閉講式
 閉講式は主催者挨拶、修了證書授与、受講生代表よりの謝辞、閉講の辞にて講座は終了となった。








                                                   (広報部)