第2回近畿地区俳諧歌講習会


第2回近畿地区俳諧歌講習会 ルポ
                           
                     平成29年12月11日

 12月11日、公益社団法人日本詩吟学院認可近畿地区岳風会14団体の共同主催による「俳諧歌講習会」が開催され、今シーズン一番の寒気到来の中、受講生400名(申込みベース、うち中央岳風会37名)が大阪リバーサイドホテル6階大ホールに参集した。

 来場者全員による「朗詠」合吟の後、世話役の新大阪岳風会の谷内岳鸞会長による開講の辞に続き総本部松田岳扇理事のご挨拶で講習会が開始された。
 今回の講師には木村岳風記念館館長で上席師範の濵 岳優 先生をお迎えし、俳諧歌の解説および吟詠の実技について指導を頂いた。
 俳諧歌の解説では、「万葉集」の戯笑歌や「古今集」の俳諧歌をルーツに、江戸時代に滑稽文学としての狂歌が独立した文芸ジャンルとなり、その後、江戸時代後期に鹿都群真顔が和歌に接近した狂歌を提唱し、これを「俳諧歌」と称したこと。小林一茶も真顔の称した俳諧歌に興味を持ち、独自の歌を多く
残していること等、俳諧歌の歴史的背景について説明があった。
 
 引続き実技に移り、大伴家持の「痩せたる人を嗤咲ふ歌一首」や、一茶の「極楽も」、「乞食」、「かぢ枕(詞書を含む)」を題材に、講師の吟に続き受講生全員が合吟する形で指導が行われた。

 実技指導の中では、俳諧歌は中の行(七・七)はスピーディに、最後の行(七・七)はゆっくり情感を大切に吟ずべきこと。また、詩吟一般に通じることとして、詩文の単語や文節のアクセントを大切にすること、「吟ずる」と「歌う」との違い、繰り返し素読をすることで詩文のリズムをつかみ吟に反映させること等々のご注意があった。

 その後、受講生より選抜された5名の吟詠が披露され、濵先生より個別具体的な指導がなされた。

              

 濵先生の講義は3時間余りに及んだが、最後に大阪岳風会 野田岳哲会長の閉講の辞にて、万雷の拍手の中無事散会となった。
                                                  (広報部)