平成27年度婦人部研修会開催

       平成27年度婦人部研修会開催ルポ
                                          平成27年5月16日
 五月雨もやみて緑の薫る日に撫子集い吟を修めり・・・ 夜半からの雨が止んだ5月16日(土)の午後、兵庫中央岳風会婦人部研修会が兵庫県中央労働センター大ホールにおいて開催された。
 開講式は国旗修礼、国歌斉唱、朗詠吟詠、兵庫中央岳風会会詩吟詠に続き、婦人部部長島谷岳曄先生の開講挨拶と進行した。
 

 第一講義は副会長・婦人部歴代部長の小野岳礼先生
各ブロックより選出された6名のモデル吟者各々に対しての実技指導。モデル吟者の吟を聞いて頂いて、お腹から声を出す。大山等の下ろすところはスムーズに。大山の前の三から六へ上がるところの発声法。言葉は丁寧も大事だが歯切れよく。アクセントは自然に。低音がふらつかないように伸ばす発声を練習すること。声は前に出すこと。「ん」と「あ」の発声法。読みの部分は伸ばさない。等々、改善点を具体的に指導された。

 第二講義は副会長・婦人部顧問の渡辺岳蒔先生
和歌と俳諧歌の違いについての学習指導。同じ作者「柿本人麻呂」の和歌「柿本朝臣人麻呂の羇旅の歌」と俳諧歌「夏野ゆく」を題材に、それぞれを先生の模範吟に引き続き、出席者全員で合吟にて繰返し実践研修。俳諧歌では、最初の夏野ゆく五四´の四´と妹が心を四´三の三は短く止めること。伸ばすと和歌調になる。考査では俳諧歌が先で和歌が後なので、資料はその順序になっているが、今日は講義の趣旨により和歌を先にやって頂いた。

 休憩の後、優秀吟者吟詠
いろいろな吟詠コンクールにて活躍されている5名の婦人部部員・先生方による吟が披露された。

 第三講義は会長・婦人部監査役の岩野岳照先生
和歌朗詠についての学習指導。岩野岳照先生の当日の体調もあり、岩野蓉岳先生が解説読み上げの一部を補助された。和歌の歴史より始まった。奈良時代の万葉集、平安時代の古今和歌集、勅撰和歌集、鎌倉時代の新古今和歌集、安土桃山時代の連歌、江戸文学の中心である俳諧。また俳諧を変え五七五の文学性を確立した松尾芭蕉。明治から現代にいたる俳句と和歌について。引き続き、古代より我国にて行われた定型歌としての長歌・短歌・旋頭歌・反歌等の和歌の説明、枕詞・歌枕等、さらには五七調、七五調、句切れの話があり、序詠と本詠を二回繰り返す実際の和歌朗詠について、詳しく解説された。
最後に資格審査課題詩に掲載されている、和歌「静御前(よしのやま)」を菅岳梢先生が、「神州(富士)」を奥岳昌先生が吟じられて講義を終了した。

 閉講式は副部長植田岳艶先生の閉講あいさつと、婦人部顧問渡辺岳蒔先生の音頭による万歳三唱で研修会を終了した。
                                                   (広報部)