婦人部吟行会(高野山を訪ねる) ルポ

   婦人部吟行会(高野山を訪ねる) ルポ
  平成二十六年四月二十六日(土)婦人部吟行会が実施された。晴天の下、青葉若葉が茂る湊川神社正門前を午前八時に世界遺産天空の宗教都市高野山に向けて出発した。参加人員六十七名は、二台のバスに分乗し和やかな旅の始まりとなる。
 婦人部長西田岳凛先生より、日頃のご協力と本日の参加お礼の挨拶があり、続いて会長立脇岳堯先生より、吟行会開催の祝辞と婦人部活動を労われ益々の活躍を願われた。車は阪神高速湾岸線より阪和道を経てひた走り、数日前に一部開通となった京奈和道路~高野山道路へと継いだ。車中、お茶と菓子袋が配られ旅気分に拍車をかけた。賑あう車内は吟教室となり、吟行会栞より「石堂丸」松口月城作を二号車は副会長小野岳礼先生に、一号車は第六副ブロック長島谷岳翠先生の先導により合吟した。これから向かう高野山に一層の思いを馳せた。
 心配していた山道は、近年すっかり整備され多少のヘアーピンカーブは残るものの快適に登っていく。標高八〇〇メートルの山上盆地は桜花爛漫、再びの桜に歓声が上がった。ガイド嬢の豊かな語りに魅せられつつ、予定通り本日の昼食所「遍照光院」に到着した。

御坊より「ご縁があればこそ今日の出会いがある」との法話に続いて、来年(二十七年)は弘法大師が高野山に創建されて千二百年にあたり記念大法要が行われる。信仰の山の歴史を記念して、五十年に一度の法要と重なり秘仏を拝顔出来るとの事・・立脇岳堯先生の乾杯の発声で待ちかねた昼食に入る。



  

 午後は「奥の院」を目指した。参道には、皇室、公家、大名などの厳かな墓に混じり真新しい墓地と、苔むす墓石が入り混じり現地案内員の説明に耳を傾けつつ、天を指す大杉の木立を左右に聖地を踏みしめた。枯れ葉が積もる細い道脇で芭蕉の句碑に出会った。 
           ち丶は丶の しきりにこいし 雉の声     芭蕉
車中で吟じた   ほろほろと 鳴く山鳥の声聞けば 父かとぞ思う 母かとぞ思う
と重なった。三十六の橋板を小幅で数え無明橋を渡り目的地奥の院に着いた。一行は午後三時この地を後に高野山道路を下り途中、産地の買い物を楽しんだ。その後車内はビンゴゲームで盛り上がり、ため息と歓声が響いた。続いて漢字当てクイズと時を楽しみつつ旅の終りを惜しんだ。
うっすらと日を残す午後七時湊川神社前に全員無事帰着した。