支部紹介 No.5

       田中岳康先生の教場「明幸」支部を訪問しました
                                         平成26年6月19日
 JR灘駅で下車して北に上った一つ目の通りを左折して5分ほど西に下っていくと、右手のビルから詩を吟じる声が流れてくる。田中岳康先生が師範を務める「第2ブロック・明幸支部」である。二階へと通じる階段を上りきると、そこが教場。先生の経営している会社の旧事務所を活用しているとのことである。来訪を伝えると笑顔で迎え入れてくれた。
 早速、練習風景を拝見させて頂いた。お弟子さんが吟じる。音階がズレると、すかさず先生の弾くコンダクターと吟声がひときわ高く響く。厳しくはない。穏やかである。先生の声と伴奏に追従してお弟子さんが吟じる。先生とお弟子さんの声が見事なハーモニーを奏でている。「ハイハイ、ご苦労さん。もう一回やりますか」と先生。お弟子さんが呼応して再び声が発せられる。一巡してお話を伺うと10月に「第2ブロック吟詠大会」を控えているとのこと。指導、練習にことのほか熱が入っていると感じたのは、そのせいかも知れない。
 かつては10人ほどのお弟子さんを抱えていたとのことだが、現在は男性4人。内、お二人はそれぞれ京都、大阪から通っているとのことだから、いわば「遠距離通勤者」である。詩吟会員の減少傾向が言われて久しいが、皆で力を合わせての勧誘努力にも関わらず新規会員確保はなかなか見込めないようだ。現在のところは“少数精鋭”の下(もと)での後進の育成に注力している。教場内では少人数である分、師と弟子との関係というよりも、親しい友人・知人同士の「会合の場」とも映る。
 岳康先生には詩吟の師範とは別に演歌歌手としての顔もお持ちである。教場奥の床の上に「歌謡講師免許」の許証が額に収められて目立たないように置かれている。代表曲は「男の歴史(こよみ)」。曲間に釈月性「将に東遊せんとして壁に題す」の起句と承句、「男児志を立てて郷関を出ず 学若し成らずんば死すとも還らず」が挿入されている。広島県のご出身だと伺っている。詩吟指導に当たりながらも、これまで歩んできた人生を振り返りながら、故郷に思いを馳せているに相違ない。
                                                     (広報部)


◆先生の紹介
  総伝の資格をお持ちの正師範でありますが、一方で歌謡曲指導者としてカラオケ界でも活躍され
  ています。演歌歌手でもあり、二足の草鞋(わらじ)を履きながら見事に両立させている先生です。
  気さくなお人柄もあって、いつも和やかな雰囲気の中で会員一同稽古に励んでいます。
◆支部の紹介
  定かではありませんが、昭和50年頃、故延原先生が担当の下(もと)で発足した支部です。最初に
  稽古場を長田区明泉寺町に置いたことから、地名「明泉寺」の「明」と延原先生のお名前「幸枝」か
  ら「幸」を頂き支部名とされとのことです。最盛期は10名超の会員を擁していましたが、現在は男性
  4人の小所帯。自営業の会員もおり、行事計画が立てにくいことから月1回程度ですが、“軽杯”と
  称して親睦を深めています。
◆その他
  会員4名の男所帯で多少、寂しい思いがあります。何とか会員増を図ろうと店先にポスターを貼る
  などして入会者を募っていますが、加入にまでは至っていません。
  田中先生にカラオケ仲間を誘って頂くなどしたこともあって、年に1~2名の見学者はありますが、
  歌には自信があるものの詩吟を一から始めるには抵抗があるようです。
  ホームページを拝見すると会員増に結びついた支部もあるようですので、当支部としても研究して
  みようと話し合っているところです。

   ブロック   第二ブロック
   支部名   明幸支部 
   担当師範   田中岳康  
   支部長   片山峻風  
   教場名   田中鉄工所  旧事務所
   教場住所   神戸市中央区割塚通1-3-19   TEL 090-3165-4718 (田中岳康)
   練習日   第1、2、3木曜日  午後6時30分~8時30分
   連絡先   片山峻風    06-4977-7304 (FAX兼用)  
       
 
練習風景
   

支部訪問スライドショー(音声はありません)